体外受精など生殖医療の技術がいくら発展しても、母胎となるお母さん自身の体の状態が良くなければ、妊娠・出産までの道のりは遠いと考えております。近年、女性を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。食生活、生活習慣、仕事などのストレスなど要因は様々ですが、体の老化が加速し代謝が下がっている方が多いように思います。
卵胞の数が少ない・発育が悪い、受精しても着床しない方の体の栄養状態を採血して調べてみると、多くはタンパク質・鉄分など細胞を作る重要な栄養素が不足しています。これによって代謝が落ち、子宮や卵巣、ホルモンバランスなどの不妊因子を調べる検査と同時に、60項目に及ぶ採血・尿検査によって体の栄養状態を調べて行きます。