加齢と共に卵子の数は減り、染色体異常の確率が高まり、妊娠率が低下し、流産率が上昇します。36歳以上になると、卵子凍結個数をふやしても出生率があがらないと報告されています。卵子の数、質の低下は体のエイジング、抗酸化作用の低下、代謝の低下のためと言われ、それらは表に現れない潜在的な栄養欠乏症と密接な関係があります。
当院にて不妊患者さんに調査を行ったところ、その殆どに低タンパク血症、血液濃縮、鉄不足・亜鉛不足、ビタミン不足がみられ、こうした患者様に不足している栄養素の補充を行い、タンパク質の摂取を増やし、糖質を制限することにより、多くの改善が認められました。
卵子凍結は将来の妊娠を約束するものではありません。確率を少しでも上げるためには、より良い卵子をなるべく多く凍結する必要があります。
良好卵子凍結プランは、当院の特徴でもある「分子整合栄養医学」に基いた「栄養療法」(オーソモレキュラー療法)により、妊娠しやすい卵子を作り、その後に排卵誘発、採卵、卵子凍結を行うプランです。35歳以上の方、AMH2.0以下の方、FSH10.0以上の方にはこちらをお勧めします。