今日は、なぜ玄米をお勧めしているかについてお話しします。
その前に、まずは「ミトコンドリア」について説明したいと思います。
私たちの身体が今日もこうして動くのは、体の細胞にある「ミトコンドリア」のおかげです。
ミトコンドリアでは体に必要なエネルギーの95%を作っています。
エネルギー産生には多くのビタミンやミネラルが必要となります。
同時に活性酸素が生まれます。
この時に必要なビタミン・ミネラルをカバーできるのが栄養価に優れた玄米です。
玄米とは、お米そのもの 精米する前の糠が付いた状態です。
糖質という栄養素は代謝にビタミンB群をつかいますがそれが白米には少ないです。
玄米には、ビタミンB群が豊富に含まれることで糖質の代謝がスムーズに進み、エネルギー源として体内で利用できます。
米飯を摂取した後の糖代謝がスムーズになることにより、ダイエットにもなります。
ビタミン・ミネラルに限らず、ほとんど全ての栄養素で白米の何倍もの栄養価があります。
また「エルゴチオネイン」という強い抗酸化力をもつアミノ酸が含まれています。
このエルゴチオネインはヒトの体内で作ることができず、食事などからの摂取が必要です。
茸などにも含まれます。水溶性ですので、煮汁ごと摂取することがおすすめです。
ミトコンドリアでのエネルギー産生時にどうしても発生してしまう活性酸素に対して抗酸化物質として除去してくれます。
妊活中の抗酸化対策はだれにとっても大切なこと。
だからそれを含む玄米なのです。
栄養素は食事からとるのが基本ではありますが
玄米が苦手、調理が面倒という方には玄米酵素社の「ハイゲンキ」を選択するという手もあります。
玄米胚芽や表皮を麴菌で発酵させることによりエルゴチオネインが140倍に増えています。効率的に摂取できます。
玄米には食物繊維が豊富に含まれます。
腸の状態が良くないと栄養素の吸収ができません。
大腸ではそこに棲む微生物がビタミンを作ってくれているのですが、腸の状態が良くなければそれも不十分になります。
腸内環境の改善にも玄米を主食とすることはメリットがあるのです。
ちなみに「ハイゲンキ」にはビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖も含まれています。
<まとめ>
五穀米を足す、玄米を足して炊飯する ということとはだいぶ違います。
いつも診療で玄米をオススメしている理由をお分かりいただけたでしょうか?
白米を玄米に変えるだけで素晴らしい体への変化が感じていただけると思います。
ほかにも玄米の良さはたくさんあります。どうしても玄米が難しいときは「ハイゲンキ」をお試しください。