農薬の安全性…

2025.02.06BLOG

農薬の安全性…

前回の食品添加物に続き
今回は農薬について考えたいと思います
東京大学大学院農学生命研究所教授 鈴木宣弘先生のご発言によれば
日本の食糧危機は目の前に来ているといっても過言ではありません
https://table-shizenha.jp/?p=9275

さらに輸入される農薬の基準は、私たち国民に周知されることもなく
小麦粉で20倍、そばで160倍も規制が緩和されてしまいました
農薬は虫が口にすれば死んでしまいます
農薬の種類によりその作用は違うものの下記の様な作用により、死に至らしめます
・神経系伝達物質の働きを阻害
・神経系伝達物質の過剰刺激
・神経細胞膜にあるナトリウムチャネルの開閉を阻害
・ミトコンドリアのエネルギー生産に必要な電子伝達系を阻害
・昆虫の気門(呼吸孔)を塞ぎ窒息に
・昆虫の消化器内で毒素を生成し、消化管を破壊
・昆虫の体表を構成するキチン質の合成を阻害し、脱皮を妨ぐ
・昆虫の脱皮に必要なホルモン(エクジソンなど)の働きを攪乱
・昆虫の発達を制御する幼若ホルモンの働きを攪乱
・微生物のシキミ酸経路を阻害し、アミノ酸合成を阻害

同様にヒトにとっても、これらの作用が蓄積していけば害が起こらないほうが不思議です
安全性の高い食品を作るのには、
コストがかかることが多いので、購入するときも高くなるのは致し方ありません
土には本来植物を育てるバランスの良い菌叢や栄養があったはずです
失われた農業を取り戻そうと、こうした食品を作ることにチャレンジしている
農家や酪農家、畜産家を応援していきたいものです

院長