凍結乾燥保存した「血小板由来成長因子濃縮液」による治療を開始致しました。
ご希望の方は医師にご相談ください。
卵巣への注入
対象:卵巣機能が低下した方
メリット:発育卵胞数を増加させ、体外受精時の採卵数の増加が期待できます。
また、卵胞周囲の血管新生を促進することで卵子の質が向上する可能性があります。
<対象>
当院で一般不妊治療・体外受精予定の方
<費用(自費診療)>
・採血日
PFC-FD作製費用 \132,000(税込)
採血費用(感染症検査費) \11,000(税込)
※感染症陽性の場合、PFC-FD作製が出来ません。
その場合、採血費用\11,000のみ請求となります。
・注入日
卵巣への注入 ¥33,000(税込)
<起こりうるリスク>
・採血のために静脈内に注射針を刺す行為が必要となりますので、採血したところに一時的な痛みや腫れ、皮下出血を伴うことがあります。
・採血は約50mLですので、通常の献血量である200mL、あるいは400mLに比べて少量であり、比較的安全性の高い処置だと考えられますが、ごく稀に気分不良、吐き気、めまいを生じる場合があります。
・本治療法はまだ確立されたものではなく、これまで確立されている不妊治療同様、全ての方に妊娠を保証できる治療法ではありません。
・本治療法では、体外受精の採卵と同様の方法で卵巣にPFC-FDを注入します。その際には、局所麻酔下で経腟から卵巣に細い針を刺してPFC-FDを注入しますが、採卵時と同等の出血や感染のリスクがあります。これらの合併症を防ぐため、腟内を十分に消毒して、極細の針で卵巣を穿刺し、抗生物質の投与を行います。
・作製したPFC-FDが規格を満たさない場合や、作製途中で発生した問題により作製が完了しなかった場合など、採血を行ったにもかかわらず、治療ができない場合があります。