「分子整合栄養医学による不妊治療」の監修を終えて

2018.02.26BLOG, BLOG

「分子整合栄養医学による不妊治療」の監修を終えて

当院を訪れる患者さんに、HPで紹介すべきなのですが、なかなかブログもアップできていない筆無精なため申し訳なく思っていました

この度、「分子整合栄養医学による不妊治療」の監修を依頼されたので皆さんのお役に立てればと思いながら監修しました。2017年6月に監修を気軽に引き受けてチェックをしていったら中々の内容に、これはしっかり腰を据えてやらないとと感じ、改めて様々なことを確認しながら、結局半年以上かかってしまいました。

「排卵障害」の定義

監修してみて、基本的な事を私自身があまり知らない、定義があやふやな事に驚かされました。特に「排卵障害」などは、定義はどこかにあるだろうと方々を探しましたがありませんでした。そういえば開業前、私の恩師である荒木重雄先生 IMT College のお手伝いをしていたときに、荒木先生の車に同乗して居たときに「出居君、排卵障害の定義を知っているかい?」と質問され、明確なことを答えられなかったので記憶が鮮明に残っています。
その時荒木先生は (故 松本清一先生に師事)「月経周期を有している女性の95%が生理から21日以内に排卵しているため、22日経っても排卵できないことを排卵障害とする」のが妥当じゃないかということを教えていただいたのを思い出して、あらためて定義して提唱させていただきました。 排卵障害の定義もしっかりしてもいないのに、多くの本で扱っており、排卵障害は@%などと表現したりして、おかしなことではないかと感じました。